自己満ハイブリッドオタクの塵溜

いつどこで何のオタクをしているのか私にすらわからない

【映画感想】息を呑む2時間 初めてのスラムダンク【THE FIRST SLAM DUNK】

見てきました。

「THE FIRST SLAM DUNK

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30分前に (めっちゃさっき)

 

映画館から出た後、ダッシュで駐輪場へ向かい、爆速激チャで帰宅して今に至る。

 

とりあえずやっと叫べるぞ…

「うぉーーーーー!!!!!!!!!

スラムダンク最高じゃーーーーーーん!!」

どうしてもっと早く劇場に足を運ばなかったのか俺は…ではなく、見に来て良かった。本当に見に来て良かった。劇場でこの作品を見られて良かった。という喜びが勝る。

いやそれにしても、12.3に見に行った人間が羨ましいよ、だってもう1ヶ月以上だぜ!?

何回積んでんだよ、そりゃずっと作品ランキング1位だし、第ゼロ感も1位なのわかるわ。納得しかないわ。

本当にまだまだ初見の人に見てほしい。というか初見が羨ましい。初見でしか味わえない感情は絶対にあるから。

そして私も、本当に今日が初見だったのだ。

あの有名なセリフ「諦めたらそこで試合終了ですよ」はわかる。いや、それしかわからない。

あ、いやうちは、小学生の頃はスカパーのアニメチャンネルで育ったので父がスラムダンクのアニメを見ていたような気もするな…流川がモテるってことはなんか覚えている。付け加えられる内容があるかと言われるとそれだけだ。にもかかわらず映画を見に行って楽しいんか?という気持ちが上映したての12月にはあった。

 

いや、これは行かなければ後悔するな。と行くきっかけをくれたのはFM802だった。年始あたりの放送だったか、大好きなDJの仁井聡子さんがスラムダンクのこと何も知らないで見に行ったけど、開始1分で「あ、これあかんやつだ」ってなった。自分がいるのよそこに(というニュアンスです)とおっしゃっているのを聞いて「これ、見ないとやばいんじゃないか?」と思ったのだ。

今ならわかる。開始1分でわかる。「あ、これあかんやつだ」やばかった。わかってしまった。絶対にやばいやつだ。バスケットボールが地面を落ちるのを見ながら、自分がTHE FIRST SLAM DUNKの世界に落ちる音が聞こえた。

そういえば先日、FM802でTHE FIRST SLAM DUNK の緊急特番をしていたので書き終わったらradikoのタイムフリーで聴きます…(1/22まで聴けます)

http://802 BINTANG GARDEN | FM802 http://radiko.jp/share/?t=20230115210000&sid=802 #radiko #FM802

 

作品内容はネタバレになるので書かない。が、珍しく、ちゃんと記憶のある興奮だった。興奮とともに身体にスラムダンクの世界が刻まれていく感覚に近い。いつもは興奮とともに記憶は消え去るのだけれど、大事なことをちゃんと刻み込んでくれる。すごいよスラムダンク

 

スポーツの実況やニュースなんかでよく「息を呑む」展開とか状況とか言うけれど、本当に「息を呑む」ってこういうことか。と26年生きてきて、ようやくわかった。ありがとうスラムダンク。2時間の間での呼吸の回数、まじで手で数えられるくらいしかないのでは?というくらい呼吸を忘れていた。しかし、それは私だけでなかったことがわかったの上映が終了し、館内全体が明るくなり始めた時。シーンと静まり返った館内は今まで真空状態だったかのよう。とたんに全員が「はぁ…」と大きくため息をついた。何十人のため息がユニゾンになって響くのを聞いたことがあるか?THE FIRST SLAM DUNKを見に行けばそれが聞けます。俺らはチーム湘北なんだな…と客席の団結力を感じた瞬間だった。

 

本当に上映中の2時間、心拍数がいつもより早くて。2時間も頻脈になってたらやばいよ死ぬよ!って自分の心臓がちょっと心配になったくらいなんですが(しかも直後の爆速チャリ帰宅)

 

作品の魅せ方というか、没入のさせ方がすごいな…と感じました。問答無用でTHE FIRST SLAM DUNKの世界に入れるんですよ。人によってきっと違うと思うんだけれど、ベンチにいる人もいれば客席から応援した人もいただろうし、遠くから見守る人もいたと思う。けれど、誰もがこの世界の中にいた。自分が、そこにいたんだよなぁ。

 

このTHE FIRST SLAM DUNKの世界をとびきりかっこよく彩ったのが音楽だ。

おなじみの10-FEETの第ゼロ感、OPのThe Birthdayの「LOVE ROCKETS」

 

open.spotify.com

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「ずるいよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜(IKKO)」

って心の中のIKKOが何回叫んだことか。

するい。こんなのかっこよすぎるしおしゃれすぎるし好きにならないわけがないじゃん。

(現在もThe Birthday10-FEETを作業BGMにして書いております)

今まで何回も何回も「第ゼロ感」は聞いてきたのに、作品の中で聴くと全く、まっっっっっったく違うんだよ。聴いたことない曲なんだよ。なに!この第ゼロ感は知らない!という感情に襲われる。音源ならずっと聴いているって曲を、ライブで生で聴いた時のあの感覚に似ている。うん。主題歌って言うのは作品と一緒に聞く人の中で育っていくんだよな…と今まで私の中で育ってきた色々な作品の主題歌たちに語りかけた。

ただのOPとED、アニメの。映画の主題歌だろって思っている奴。あかんで、絶対に叫ぶから。「ずるい」って。叫びたい気持ちを抑えるように唇を噛み締め過ぎて、今、私の唇がカッサカサに乾燥しております。鑑賞前後での唇のケアを入念に行うことをおすすめします。

 

slamdunk-movie.jp

 

今になってちゃんとHPを見たが、私が生まれる頃には連載もアニメ放送も終了していたのか…

親世代がリアルタイムでハマっていた作品が今こうして新しくなって感動と興奮を届けてくれる…なんて素晴らしいんだ。とりあえず今、父親にスラダンの映画みたかどうかの確認のLINEを送りました。

 

あともう一つだけ、鑑賞において懸念していたことと。及び、鑑賞のきっかけに関わることがあって、それが全編3DCGのアニメーションであるということ。ここ数年でこの類の作品は増えつつあるが、やっぱりヌルヌル動く2Dアニメーションが好きな私。戦闘アニメの一部で3DCGを使うなどの作品は見てきたが全編ってなると…「亜人」以来かな?と思う。

特に、昔のアニメ作品をリメイク作画で放送していると「やっぱり昔のあの作画が好きだな」って思ってしまうことが多くあった。そんな思いも、この1ヶ月、劇場での鑑賞に至らなかった理由の一つだったと思う。

しかし、鑑賞済みオタクのツイートで知った。3DCGのアニメーションがダンデライオンだというではないか…本当にここまで読んで頂いている方には申し訳ないのだがオタクとしての現在のメインジャンル名を出させていただくと「あんさんぶるスターズ」というアプリゲームなのだが、これの「追憶」と呼ばれる激重(重要)ストーリーを描いた「エレメント」というアニメが今年の4月からYou Tubeで配信開始となる。

追憶セレクション「エレメント」 | あんさんぶるスターズ!!

この作品のアニメーション制作をダンデライオンが手掛けるのだ。本当に不純な動機が混じってしまったことは申し訳ないが、これをきっかけに「みてみたいな」という感情の芽がむくむくと成長していって。決め手が、前述したDJ様の感想である。あんスタのオタクがもしこれを読んでいて、なおかつまだ鑑賞していなかったら、ぜひ今すぐ劇場に足を運んでTHE FIRST SLAM DUNKを鑑賞してほしい。そして興奮に満ちた脳の片隅に少しの恐怖を感じてほしい。「『これ』が『あの』追憶を作っているのか」と。

あんさんぶるスターズYou Tubeチャンネルで無料で配信される事実が今も信じられない…

 

是非みなさんチャンネル登録をして4月からの配信をご期待ください!なにとは言いませんが、私は責任はとれないのでね!!もう一度言います「責任は取れません!」

 

さて、上映終了の時点ではまだ外が明るかったのに、もう日が陰ってきているじゃないか!

 

最後に、ここまで読んでくださりありがとうございました。2023年初回のブログがスラダンの興奮で書き殴ったブログになるとは…1日前の私は全く予想もしていませんでした。

本当にこんなにも、鑑賞中ずっと興奮していた映画は初めてで、いてもたってもいられなかったんです。ようやく身体の熱が冷めてきてむしろ汗が引いてちょっと寒いくらいなのでそろそろ暖房いれようかな…